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"XXI"Trakhtn

考えよ人類、世界はおまえの外ではない、すべて内包している

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  1. 器官のない体は不安定だ。それが安定なのだ。
  2. 肉でない体は定義によって成り立っている。
  3. 定義の皮を剥がせば有象無象の統合性のない意味が密集している。往々にしてそれは吐き気を催す。
  4. 肉体を脱却せよ。
  5. こちら側のどこからでも、肉体を脱却せよ。
  6. 然り。
  7. 肉体脱却とは死にあらじ。肉体を捨てることを死と思う者は、肉体のない世界では存在できない。
  8. 肉体の有無のみが生死でない。
  9. ここにおいて、世界の非実在性を提唱する。そこにあると思われる、感覚という名の偶像は、偶像として崇められるしかない。それは偶像でしかない。真実の像ではない
  10. 世界は確定していない。それは捉える意識が固定でないから、自然と。
  11. 全員が同じ世界に生きているわけでもない。
  12. 肉体とは、己が肉の形だけでない。それを取り巻く周り、それを認識するおまえをも含んでいる。
  13. そこから脱却するということは、何にも歪まない視線において、何も歪んでいない世界を見ることに近しい。歪んだ今の人類には難しいことだ
  14. 昔の、神の声を聴き、それに従って行動していた我のない人間ならば日常的にしていた。今の人間は自分で考えられる、それが欠点でもある
  15. 立場の違いを考慮せよ。
  16. わたしたちは、わたしたちを作る、取り巻く、物を、形作るもののことを知っておかねばならない。肉体にしろ、精神にしろ。どのようにして爪が伸びて、そして剥がれていくのか。どのようにして傷口が塞がり、そして元のようになるのか。何故を突き詰めていけば最終的には微細な領域へ足を進めることに。
  17. 自身のルーツ、魚から今へ至ったことについて。安全な海の中から、危険な陸の上へ上がったことについて。そしてもう、海の中へ戻る事ができなくなったことについて。その代わりに、意識を手に入れ、知識を手に入れたことについて。海の中に戻るなら、意識を捨て、知識を捨てなければ、戻る事叶わない。
  18. 現在の人の黎明は、見える者のみを選んだことによるものだと思え。そのうち見えないものが反逆しにやってくる、目に見えはしないだろう、聞こえもしないだろう、しかし破滅の足音は近づいている。
  19. あなたは見えないものを受け入れる必要がある。
  20. そして、不可思議を信じ、他を信じ、他者の視線を信じることをせよ。不可解に思えることにも、必ず原因はあるのだから。
  21. これらの稿はすべて事実たりえる。
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